テーマI 「地球と生命」 9:30〜12:00 |
「地球環境の変遷と生命」
地球の形成後,できたばかりの海の中で生命が生まれた.
その生命発生の場として考えられている海底熱水系を紹介し,
発生した生命が地球の営み(大陸の集合離散や巨大隕石の衝突)によって,
どの様な絶滅と進化の歴史をたどったのか概説する.
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千葉 仁 氏 (岡山大学教授) |
「生命のしくみ」
地球上に生存する多種多様な生き物に共通する生存のための仕組みとは何か,
そして,これら生き物の間の進化的な関連,
生きているものと生きていないものを区別する境界は何であるのか,
如何にして地球上にこのような生き物が現れたかについて考える.
講座の資料はこちら 1(PDF 4.4MB),2(PDF 5MB)
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佐藤 公行 氏 (岡山大学名誉教授) |
テーマII 「太陽系外惑星」 13:00〜15:30 |
「太陽系外惑星の注目株 −スーパーアース」
続々と発見される太陽系外の惑星.
様々な異様な姿を見せる巨大ガス惑星たちに加えて,
この数年「スーパーアース」が注目を集めている.
スーパーアースとは地球の数倍から十数倍の重さの惑星で,
岩石惑星か氷惑星である.
観測の限界から軌道半径が小さい(<0.2天文単位)ものしか,現状では検出できないが,
M型星と呼ばれる暗い恒星では,そのような軌道半径が小さいものこそが海を持ち,
生命を育んでいる可能性がある.
われわれは生命が住む惑星をすでに発見しているのかもしれないのだ.
しかし,生命が住んでいるかもと言っても,
そこは地球とは似ても似つかない世界のはずである.
スーパーアースを軸に,地球外惑星について議論したい.
講座の資料は こちら(PDF 2MB)
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井田 茂 氏 (東京工業大学教授) |
「星のふらつきをとらえる」
惑星を持っている恒星は,惑星からの引力を受けてわずかにふらつく.
このふらつき(ドップラーシフト)をとらえることにより,
遠くの恒星の惑星を見つけることができる.
岡山観測所やすばる望遠鏡での観測成果を交えて,太陽系外惑星の見つけ方を解説する.
講座の資料は こちら(PDF 1.2MB)
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佐藤 文衛 氏 (東京工業大学助教) |
「星の明るさの変化で系外惑星を調べる」
惑星の公転軌道を真横から見ている場合,惑星が中心星の前を横切る(トランジット).
生じる中心星の微かな減光を測定すると,惑星の大きさや軌道について,
さまざまなことがわかる.
私が自宅の口径10cmと20cmの望遠鏡等を使って行っている観測をもとに,
解説する.
講座の資料は こちら(PDF 1.8MB)
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大島 修 氏 (水島工業高等学校教諭) |
テーマIII 「宇宙の生命」 16:00〜18:00 |
「宇宙の生命」
太陽系外の無数の恒星を回る惑星が普遍的に存在することが分かった現在,
地球外生命の探求も現実味を帯びて論じられている.
ここでは,地球外生命が存在する可能性が議論されている太陽系天体として,
火星,エウロパ,タイタン,エンセラダス等について考察する.
その上で地球外生命の発見の意義を考察し,
さらに太陽系外惑星の生命探査計画についても述べる.
講座の資料はこちら 1(PDF 2MB),2(PDF 2.2MB)
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長沼 毅 氏 (広島大学准教授) |
パネルディスカッション |
全講師 |