オリジナルプラネタリウム番組「私が愛する天文台の街 あさくち」が完成!

天文台の街・浅口を紹介したオリジナルプラネタリウム番組が完成しました!
国立天文台の188p反射望遠鏡が設置された歴史からこれまでの研究紹介, そして現在進行中の京都大学3.8m望遠鏡について, 浅口市のほかの観光名所等の魅力とあわせて写真・映像等で紹介します.
博物館初となるオリジナル番組,ぜひ見にいらしてください!

■□投映スケジュール□■ 2016/3/12(土)13:30の投映よりスタート!
通常のプラネタリウム投映時間にあわせて投映します.投映時間は約10分です.
(引き続き通常番組を投映します.イベント等の都合により変更になることがあります).
例:13:30〜の投映の場合 オリジナル番組(10分)+通常番組(40分)=計50分


私が愛する天文台の街 あさくち

 戦後まもない1950年代,大型望遠鏡は,欧米に集中していた.
 「日本も望遠鏡で世界の天文学の一翼を担いたい」
そんな大きな夢をのせた国家プロジェクトとして,天文台の構想はスタートした. 建設地として白羽の矢が立ったのが岡山県浅口市. 日本で最もよく晴れ, 天体観測に向いている場所と評価されたからだ. そして1960年,東洋一の大きさを誇る188cm反射望遠鏡が完成した. それからたくさんの天文学者がここを訪れ, 2003年には太陽系以外の星にある惑星を日本において初めて発見する偉業を成し遂げた.
 さらに,探査を強力に後押しするまったく新しい望遠鏡が浅口市にやってくる. 京都大学が建設中の宇宙一の技術が詰まった口径3.8mの反射望遠鏡. 10km先にある五円玉の穴を撮影できるくらいの性能だ. 地球以外のどこかの惑星にある,生命の息吹が浅口市で最初に見つかるかもしれない.
 私の街には,天文台がある. 見上げればいつも山の頂に,ドームの姿があった.私たちはこれからもここで宇宙を見つめ続けていく.

 制作・著作:浅口市
 制作・配給:コニカミノルタプラネタリウム株式会社
 ナレーション:坂本真綾